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週末暇つぶしブログ

週末暇つぶしブログは2chまとめサイトです。オカルト、怖い話、ニュース等と幅広く扱っております。


タグ:人の心理に関する話一覧

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つきまとう女

748 :光 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/18(木) 00:30:46 ID:j0e1jDQW0

『クライマックス』。ジョンはそう言った。
社長が本丸の男を押さえ、ジョンが俺の除霊をする。
ついにあの女との戦いに、終止符が打たれようとしていた。
俺は吐きそうになりながらも、無理やり胃の中にメシを詰め込んだ。
生きるか死ぬかを超越して、俺は奴らにだけは負けたくなかった。

夕方、ジョンは俺をベッドの上に寝かせた。
「これから何が起こっても、絶対に気持ちだけは負けないで下さい。お兄さん」
ジョンの言葉に俺は強く頷いた。
気持ちだけなら、俺は絶対にあんな奴らに負けない。
ジョンは時計を見ながら深呼吸をすると、「そろそろですね」と言った。
「お兄さん、次に俺の携帯が鳴った時が合図です。
 俺は一気にお兄さんに侵入します。
 恐らく後ろ盾を失った女は、激しく暴れるはずです。
 俺がお兄さんの所に辿り着くまで、持ち堪えて下さい」
俺はジョンの手を握った。
「信じているからな」
ジョンは真っ直ぐに俺を見つめながら頷いた。
その瞬間、ジョンの携帯の着信音が部屋中に響き渡った。
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つきまとう女

786 :顛末 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/18(木) 01:19:48 ID:j0e1jDQW0

「事の顛末だと?」
男は俺を嘲るように微笑んだ。
「心配するな。あのオカマ社長の許可は取ってあるよ」
男は俺の胸に拳を当てた。
すると男の拳は何の手応えも無く、俺の体をすり抜けた。
「ほらな。俺からお前に何かすることは出来ないんだよ。
 あのオカマにお前は完全にガードされているし、俺もあのオカマに能力の根源を握られている。
 今の俺は、オカマに金玉抜かれた腑抜けなんだよ」
俺は後ずさりをした。
「俺に何を聞かせたい?」
男はどこからか椅子を取り出し、腰掛けた。
「さっきも言ったろ?事の顛末さ。
 どうして俺と妹がお前を狙ったのか。何故、殺そうとしたのか。
 お前には聞く権利があるんだよ」
確証は無かったが、男に害意はないように思えた。
確かに俺も、この騒動の動機と理由が知りたい。
俺の心にある霧の正体が知りたかった。
「分かった。なら聞かせてくれ。事の顛末を」
「そうこなくちゃな。わざわざ、来た甲斐が無い」
そう言うと男は、タバコを地面に捨て足で揉み消した。
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つきまとう女

811 :終始 ◆lWKWoo9iYU :2009/06/18(木) 01:55:36 ID:j0e1jDQW0

俺は事の顛末を知った。俺には泣くことしか出来なかった。
男とあの女の悲しい過去。俺の知らない家族の話。
全てが俺の胸に突き刺さり、涙を溢れさせていた。
俺はただただ悲しかった。
「じゃあな」
男はそう言うと、俺から離れていく。
「これから、お前はどうする気なんだ?」
俺の問いに男は足を止める。
「俺には初めから守護霊なんてものはいない。
 自分の身は自分で守ってきた。
 だが、俺はもう能力を封印する。
 俺がお前を苦しめたように、今度は俺が苦しむ。
 もう、お前とは会うこともねぇ。
 俺の行き着く先は妹や親父と同じ所さ」

そう言うと男は、俺の目の前から消えた。
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388 :本当にあった怖い名無し:2009/02/17(火) 23:10:51 ID:1KOddtF20
大学で心理学を専攻してたんだ。
その時のゼミの先生の話なんだけど、この話に幽霊とかその類は一切出てこない。

先生からその話を聞いた日は、ゼミの後に飲み会を開くことになってて、
ゼミが途中から、人の心理に関する他愛もない雑談みたいになってた。
それで、「先生何か面白い話を聞かせてくれよ」ってなって、先生が話してくれた話。
先生は面白い人で、心理学に関するいろんな話を、閑話休題的に話すのが好きなんだが、
そのネタの大体が眉唾物の、ホントにあったかどうかわからないような話ばかりだった。
だけど、眉唾系の話なのに妙に説得力があるって言うか。
そんな話をするのが大好きな先生だった。

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